TOPIK I(1級)読解の問題タイプ(話題・空欄・実用文・内容一致)と、看板・案内文の必須語彙(입구・영업시간・휴무일・무료/유료)、案内文からキーワードで情報を探す読み方、無료↔유료などの反対語ひっかけ対策を、サンプル案内文とともに日本語話者向けに解説する試験対策の回。
🎯 学習目標
この第19講を終えると、あなたは看板・メニュー・お知らせなど、生活の中の短い案内文(実用文)を読み取れるようになります。TOPIK I(1〜2級)読解では、こうした実用的な文章から「必要な情報を探す」問題が多く出ます。これまで学んだ語彙と文型を、読んで理解する力として活かす、試験対策の実戦回です。第18講の聞き取りと同じく、「全部を訳す」のではなく「キーワードを見つける」のがコツです。
ゴールは3つです。第一に読解の問題タイプを知ること、第二に標識・案内文によく出る語彙を覚えること、第三に案内文から情報を探す読み方を身につけることです。読解は、知らない単語があっても、知っている語と数字の情報をつなげれば正解にたどり着けます。落ち着いて手がかりを探す練習をしましょう。
📖 TOPIK I 読解の問題タイプ
この節では、TOPIK I 読解でよく出る問題の形を整理します。タイプを知っておくと、何を探せばよいかが分かります。
1級レベルの読解には、おおむね次のようなタイプがあります。短い文や実用文を読んで、4つの選択肢から答えを選ぶ形式です。
| タイプ | 問われること |
|---|---|
| 話題選び | 何についての文か(話題・テーマ)を選ぶ |
| 空欄補充 | 文に合う単語や助詞を選んで空欄を埋める |
| 実用文の読み取り | 看板・広告・案内などから情報を探す |
| 内容一致 | 文の内容と合う(または合わない)選択肢を選ぶ |
とくに「実用文の読み取り」は、案内文・メニュー・割引広告・予定表などが題材になり、「営業時間は何時か」「いくらか」「いつ休みか」といった具体的な情報を探す問題です。文章全体を理解しようとせず、問われている情報だけをピンポイントで探すのが効率的です。「話題選び」では、繰り返し出てくる単語が手がかりになります。例えば「커피・우유・차」が並んでいれば話題は「飲み物(음료)」だと分かります。
「空欄補充」では、これまで学んだ助詞や語尾の知識が問われます。「학교__ 가요(学校_行きます)」の空欄なら、第13講で学んだ目的地の助詞「에」が入る、というように、文法ルールを思い出して埋めます。読解は単語力だけでなく、第6〜17講で積み上げた文法の総合力が試される分野でもあります。つまり、これまでの学習がそのまま得点につながるのです。
🪧 標識・案内文の必須語彙
この節では、看板や案内文で頻繁に出る語彙を覚えます。これらを知っているだけで、実用文の問題が一気に解きやすくなります。
まず、場所や施設を示す標識の語です。これらは漢字語が多く、日本語の漢字知識が役立ちます。
| 韓国語 | 意味 | 韓国語 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 입구 | 入口 | 출구 | 出口 |
| 화장실 | トイレ | 금연 | 禁煙 |
| 매표소 | 切符売り場 | 주차장 | 駐車場 |
| 안내 | 案内 | 접수 | 受付 |
次に、お知らせ(안내문)でよく出る言葉です。「영업시간(営業時間)」「휴무일/쉬는 날(休業日)」「할인/세일(割引・セール)」「무료(無料)」「유료(有料)」「기간(期間)」などです。これらは案内文の情報の中心になる語なので、見つけたら印を付けるつもりで読むとよいでしょう。とくに「영업시간」「휴무일」「할인」は、情報探しの問題の答えに直結することが多い重要語です。第5講で学んだ数字(時間・値段・日付)と組み合わせて読み取る練習をしておきましょう。これらの語は一度覚えれば、試験だけでなく実際の韓国旅行でも、お店の看板や駅の表示を読むのにそのまま役立ちます。
🔍 情報を探す読み方 — 練習
この節では、実際の案内文を読んで情報を探す練習をします。次のカフェの案内を読んでみましょう。
【☕ 행복 카페 안내】
영업시간: 오전 9시 ~ 오후 10시
휴무일: 매주 월요일
아메리카노 4,000원 / 카페라테 4,500원
와이파이 무료
この案内から、いくつかの情報を読み取ってみます。「몇 시에 문을 열어요?(何時に開きますか?)」——「영업시간: 오전 9시」とあるので、答えは「오전 9시(午前9時)」です。「언제 쉬어요?(いつ休みますか?)」——「휴무일: 매주 월요일」から「월요일(月曜日)」が答えです。「카페라테는 얼마예요?(カフェラテはいくらですか?)」——「카페라테 4,500원」から「4,500원」と分かります。
このように、問われた情報に対応するキーワードを案内文の中から探すのが、実用文読解の基本です。「何時→영업시간」「休み→휴무일」「いくら→値段と원」のように、質問のキーワードと案内文の項目を結びつけます。全文を訳す必要はなく、必要な1行を見つければ答えが出ます。第18講の聞き取りで学んだ「疑問詞と答えの対応」が、読解でもそのまま使えるのです。
💡 内容一致問題のコツ
この節では、「内容と合うものを選ぶ」一致問題の解き方を学びます。読解で配点の大きい、重要なタイプです。
内容一致問題は、案内文の内容と選択肢を1つずつ照らし合わせて、合っているか確かめます。先ほどのカフェの案内を例に、選択肢を判定してみましょう。
- 「이 카페는 월요일에 문을 열어요.(このカフェは月曜日に開きます。)」→ ×。휴무일が월요일なので、月曜は休みです。
- 「아메리카노는 사천 원이에요.(アメリカーノは4,000ウォンです。)」→ ○。案内のとおりです。
- 「와이파이는 유료예요.(Wi-Fiは有料です。)」→ ×。「와이파이 무료」とあるので無料です。
コツは、選択肢のキーワード(曜日・値段・無料/有料など)を案内文と1つずつ突き合わせることです。とくに「무료/유료」「되다/안 되다」「있다/없다」のように、正反対の言葉に置き換えた「ひっかけ」がよく使われます。案内文では「무료」なのに選択肢では「유료」、というパターンに注意しましょう。1つずつ丁寧に確認すれば、確実に正解を選べます。
また、選択肢には案内文に書かれていない情報が混ざることもあります。例えばカフェの案内に「駐車場」の記載がないのに、「주차장이 있어요(駐車場があります)」という選択肢があれば、本文に根拠がないので正解にはなりません。「本文に書いてあること」だけを根拠に判断し、自分の思い込みや常識で選ばないことが大切です。あくまで案内文に書かれた事実だけを答えの拠りどころにしましょう。
⚠️ よくある失敗と注意点
この節では、読解でつまずきやすいポイントを挙げます。
失敗1:全文を完璧に訳そうとする。 知らない単語で止まると時間が足りなくなります。問われている情報に関係する語だけを探せば十分です。実用文は「読む」より「探す」意識で臨みましょう。
失敗2:数字情報を見落とす。 営業時間・値段・日付などの数字は、答えに直結します。第5講で学んだ数字をすばやく読めるようにしておきましょう。「오전/오후」の区別にも注意です。
失敗3:ひっかけの反対語に気づかない。 「무료↔유료」「되다↔안 되다」のように、案内文と反対の意味にした選択肢に注意します。選択肢のキーワードを必ず本文と照合しましょう。
失敗4:標識の漢字語をあなどる。 「입구・출구・금연・할인」などは漢字語で、日本語の漢字と対応します。知っている漢字を手がかりにすれば、初見の語でも意味を推測できます。日本語話者の強みを活かしましょう。
📝 まとめと次回予告
第19講の要点を整理します。チェックリストで確認しましょう。
- TOPIK I 読解には話題選び・空欄補充・実用文の読み取り・内容一致のタイプがある。
- 標識・案内の必須語彙:입구・출구・영업시간・휴무일・할인・무료/유료。
- 実用文は「全部訳す」よりキーワードで情報を探す(何時→영업시간、いくら→値段)。
- 内容一致は選択肢を1つずつ照合。무료↔유료などの反対語ひっかけに注意。
読解は、身近な韓国語の案内文(カフェ・店・駅の表示)を実際に読んでみると、力がつきます。今日のカフェの案内を、自分で別の質問を作って答える練習もしてみましょう。いよいよ次は最終回、第20講「TOPIK I 1級 模擬問題」です。第1講から第19講までに学んだ文字・文法・会話・聞き取り・読解の総まとめとして、実際の試験形式の問題に挑戦し、1級合格に必要な力が身についたかを確認します。
📚 参考資料
관련 주제
- 안내문 어휘
- 입구·영업시간·휴무일
- 무료/유료
- 실용문 독해
- 정보 찾기 전략
- 반대어 함정
- 외국어
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- 한국어능력시험(TOPIK) 1급 20강
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