「時は固有数詞・分は漢数詞」という時刻の混在ルールをマスターし、曜日・月・日付(6月=유월、10月=시월の不規則を含む)と、今日・明日といった時の言葉を漢字語対応とともに身につけます。
🎯 この講の学習目標
この第4講を終えると、あなたは韓国語で時刻・曜日・日付を正しく言えるようになります。前回の第3講で学んだ2つの数体系(漢数詞と固有数詞)を、いよいよ実際の時間表現で使い分けていきます。時刻の「時は固有数詞・分は漢数詞」という混在ルール、曜日の言い方、そして年月日の表し方——この3つを、例文とともに確実に身につけましょう。
時間や日付の表現は、約束をする、予定を伝える、乗り物の時刻を確認する、といったあらゆる場面で欠かせません。「何時に会いましょうか?」「今日は何曜日?」「私の誕生日は〇月〇日です」——こうした会話は毎日のように登場します。しかも曜日はすべて漢字語(月火水木金土日)なので、日本人には驚くほど覚えやすいテーマです。前講の数字の知識をここで一気に活かしていきましょう。
🕒 時刻 — 「時は固有数詞・分は漢数詞」
このセクションでは、韓国語の時刻の言い方を学びます。ここが第4講の最重要ポイントです。時刻には、韓国語学習者が必ず一度は戸惑う有名なルールがあります。それは「〜時」には固有数詞、「〜分」には漢数詞を使うという混在です。
まず「〜時」です。時にあたる単語は시(シ)で、前には固有数詞を使います。1時から順に、한 시・두 시・세 시・네 시・다섯 시・여섯 시・일곱 시・여덟 시・아홉 시・열 시・열한 시・열두 시です。ここで注意したいのは、前講で学んだ助数詞前の変化がそのまま効くこと。1時は「하나 시」ではなく한 시、2時は두 시、12時は열두 시となります。
次に「〜分」です。分にあたる単語は분(プン)で、こちらは漢数詞を使います。10分は십 분、30分は삼십 분、45分は사십오 분です。つまり同じ時刻表現の中で、時の部分と分の部分で数字の系統を切り替えるわけです。たとえば「3時30分」は세 시 삼십 분(セシ サムシップン)——세 시(固有)+삼십 분(漢)、という組み合わせになります。「30分」は반(パン=半)を使って세 시 반(3時半)とも言えます。「今何時ですか?」は지금 몇 시예요?(チグム ミョッシエヨ)です。午前は오전(オジョン=午前)、午後は오후(オフ=午後)で、これらは漢字語そのものです。
| 表現 | 韓国語 | 数字の系統 |
|---|---|---|
| 1時 | 한 시 | 固有数詞 |
| 3時30分 | 세 시 삼십 분 | 時=固有 / 分=漢 |
| 7時半 | 일곱 시 반 | 固有数詞+반(半) |
| 午前・午後 | 오전・오후 | 漢字語 |
📅 曜日 — 月火水木金土日はすべて漢字語
このセクションでは曜日を学びます。ここは日本人にとって最も楽なパートです。なぜなら、韓国語の曜日は日本語とまったく同じ「月火水木金土日+曜日」の漢字語だからです。
曜日そのものは요일(ヨイル=曜日)と言います。そして各曜日は、月曜日から월요일・화요일・수요일・목요일・금요일・토요일・일요일です。読みは「ウォリョイル・ファヨイル・スヨイル・モギョイル・クミョイル・トヨイル・イリョイル」となります。声に出すと、日本語の音読みとの近さが実感できます。第1講の法則もぴったり当てはまります。月(げつ)→월(法則2 つ→ㄹ)、木(もく)→목(法則3 く→ㄱ)、金(きん)→금(法則1 ん→ㅁ)、日(にち)→일(法則2 ち→ㄹ)。曜日は音対応の練習にも最適です。
「何曜日ですか?」は무슨 요일이에요?(ムスン ヨイリエヨ)です。関連語として、週末は주말(チュマル=週末)、平日は평일(ピョンイル=平日)、週は주(チュ=週)です。「今週」は이번 주、「来週」は다음 주、「先週」は지난주と言います。会話例:「토요일에 시간 있어요?(土曜日に時間ありますか?)」「네, 주말에 만나요.(はい、週末に会いましょう)」——曜日と週の語彙だけで、こうした約束の会話がすぐできるようになります。
🗓️ 日付 — 年・月・日と2つの不規則
このセクションでは年月日の言い方を学びます。日付は基本的にすべて漢数詞を使い、日本語と同じ「年→月→日」の順で並べます。
年は년(ニョン=年)、月は월(ウォル=月)、日は일(イル=日)で、すべて漢数詞と組み合わせます。たとえば「2026年」は이천이십육 년、「25日」は이십오 일です。月は1月から일월・이월・삼월・사월・오월…십이월と、数字に월を付けるだけ——と言いたいところですが、ここに2つの重要な不規則があります。
ひとつ目は6月です。「육월」ではなく、パッチムのㄱが落ちて유월(ユウォル)になります。ふたつ目は10月です。「십월」ではなく、パッチムのㅂが落ちて시월(シウォル)になります。この2つだけは数字のパッチムが消える例外なので、丸ごと覚えてしまいましょう。「今日は何日ですか?」は오늘 며칠이에요?(オヌル ミョチリエヨ)です。ここで使う「며칠」は「몇 일」と書かない点にも注意してください。会話例:「생일이 언제예요?(誕生日はいつですか?)」「유월 십오 일이에요.(6月15日です)」。
| 月 | 正しい形 | 誤りやすい形 |
|---|---|---|
| 6月 | 유월 | ×육월 |
| 10月 | 시월 | ×십월 |
| その他 | 数字+월 | — |
🌅 時の言葉 — 今日・明日・昨日
このセクションでは、日常会話で頻出する「時を指す名詞」を学びます。数字を使わずに時間を表す、便利な言葉たちです。
まず日を指す言葉です。今日は오늘(オヌル)、明日は내일(ネイル)、昨日は어제(オジェ)です。あさっては모레(モレ)、おとといは그저께(クジョッケ)と言います。このうち「내일」は漢字語の来日(来る日)に由来し、来(らい)→내、日(にち)→일ときれいに対応します。一方「어제」「오늘」は固有語です。
一日の中の時間帯も押さえましょう。朝は아침(アチム)、昼は낮(ナッ)、夕方は저녁(チョニョク)、夜は밤(パム)、明け方は새벽(セビョク)です。「아침」は朝食、「저녁」は夕食の意味でも使われる便利な言葉です。さらに広い時間の枠として、今は지금(チグム)、毎日は매일(メイル=毎日)、今月は이번 달、今年は올해、来年は내년(ネニョン=来年)、去年は작년(チャンニョン=昨年)と言います。내년(来年)・작년(昨年)・매일(毎日)はすべて漢字語で、日本語との対応がはっきりしています。
⚠️ よくある間違いと注意点
ここでは、時間・日付の表現でつまずきやすい点を整理します。
間違い1:時刻の数字系統を取り違える。 最頻出のミスが、「時」を漢数詞で言ってしまうことです。「3時」を「삼 시」と言うのは誤りで、正しくは固有数詞の세 시です。一方で「分」は漢数詞なので「삼십 분」で正解。この混在は理屈で覚えるより、「세 시 삼십 분」のような具体例を何度も声に出して体で覚えるのが近道です。
間違い2:6月・10月をそのまま読む。 「육월」「십월」と言ってしまうミスも非常に多いです。6月=유월、10月=시월の2つは、数字のパッチムが落ちる特別な形。日付を言うたびに意識して、確実に定着させましょう。
間違い3:「며칠」を「몇일」と書く。 「何日」を表す「며칠」は、発音につられて「몇일」と書いてしまいがちですが、正しい表記は며칠です。読み書き両面で正確に覚えておきましょう。
🔁 ミニ練習 — 予定を組み立てる
この講の総仕上げに、時間表現を一文にまとめる練習をしましょう。時・分・曜日・日付を組み合わせると、予定の会話が完成します。「지금 몇 시예요?(今何時?)」→「오후 두 시 반이에요(午後2時半です)」。「우리 언제 만나요?(いつ会う?)」→「토요일 오후 세 시에 만나요(土曜の午後3時に会いましょう)」。誕生日なら「제 생일은 유월 십오 일이에요(私の誕生日は6月15日です)」。ポイントは、時は固有数詞(세 시)、分は漢数詞(삼십 분)、日付も漢数詞(십오 일)という使い分けを崩さないこと。声に出して、自分の一日のスケジュールを韓国語で言ってみてください。繰り返すほど、数字の切り替えが自然に身についていきます。
📝 まとめと次回予告
この第4講のポイントをチェックリストで確認しましょう。
- 時刻は時=固有数詞(세 시)、分=漢数詞(삼십 분)の混在。半は반。
- 曜日は월화수목금토일+요일——すべて漢字語で日本語とそっくり。
- 日付は漢数詞で「年→月→日」。不規則は6月=유월、10月=시월の2つ。
- 時の言葉は오늘・내일・어제、時間帯は아침・낮・저녁・밤。
- 내년・작년・매일など時間の漢字語は日本語と対応。
時間と日付が言えるようになれば、約束や予定の会話が自在にできるようになります。次回第5講「家族・人間関係」では、家族の呼び名(엄마・아빠・형・누나など)と、韓国ならではの複雑で奥深い呼称の世界を学びます。相手が年上か年下か、自分が男性か女性かで呼び方が変わる——韓国文化の核心に触れるテーマです。それでは次の講でお会いしましょう。다음 강에서 만나요!
📚 参考資料
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