動作の進行を表す「-고 있다(〜している)」の作り方と用法を学び、結果状態の継続を表す「-아/어 있다」との違いを例文で明確に区別できるようにします。
🎯 学習目標
この講義を終えると、「-고 있다」を使って「〜している」という進行中の動作を表せるようになります。さらに、よく似ているけれど意味の異なる「-아/어 있다」との違いを理解し、正しく使い分けられるようになります。具体的には、(1) -고 있다 の作り方と三つの用法、(2) -아/어 있다 の意味、(3) 二つの決定的な違い、この三つを身につけます。
「今、何をしていますか?」——この日常的な質問に答えるために欠かせないのが、今回の進行表現です。日本語の「〜している」は、実は韓国語では二つの形に分かれます。ここを混同すると「座っている」と「座りつつある」のような取り違えが起こります。違いをはっきりさせていきましょう。それでは始めましょう。
💡 「進行」と「結果状態」という二つの“〜している”
このセクションでは、今回のテーマの全体像をつかみます。日本語の「〜している」には、実は二つの異なる意味が含まれています。
一つめは動作の進行です。「ご飯を食べている」——これは今まさに食べる動作の真っ最中、という意味ですね。これを韓国語では -고 있다 で表します。
二つめは動作が終わった後の状態の継続です。「いすに座っている」——これは「座る」という動作はもう終わっていて、座った状態が続いている、という意味です。これを韓国語では -아/어 있다 で表します。
日本語では同じ「〜している」でも、韓国語では「動作の最中(-고 있다)」と「動作後の状態(-아/어 있다)」をはっきり区別するのです。この区別が今回の核心です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
🔧 「-고 있다」の作り方と用法
このセクションでは、進行を表す -고 있다 を学びます。作り方は簡単で、動詞の語幹に -고 있다 を付けるだけです。陽母音・陰母音もパッチムも関係ありません。丁寧体では 있다 を 있어요 にします。
| 基本形 | -고 있다 形 | 意味 |
|---|---|---|
| 먹다(食べる) | 먹고 있어요 | 食べています |
| 읽다(読む) | 읽고 있어요 | 読んでいます |
| 하다(する) | 하고 있어요 | しています |
-고 있다 には主に三つの用法があります。用法①:今まさに進行中の動作。
지금 뭐 해요? — 밥을 먹고 있어요. — 今何してますか? — ご飯を食べています。
用法②:ある期間続いている動作・状況。「最近〜している」のように、一時点でなく継続的な活動も表します。
요즘 한국어를 배우고 있어요. — 最近、韓国語を習っています。
用法③:着用・所持などの状態。입다(着る)、쓰다(かぶる・かける)、신다(履く)などの着用動詞では、-고 있다 が「身につけている状態」を表します。
안경을 쓰고 있어요. — めがねをかけています。
빨간 옷을 입고 있어요. — 赤い服を着ています。
なお、目上の人の動作には尊敬形-고 계시다(계세요)を使います。아버지는 신문을 읽고 계세요.(お父さんは新聞を読んでいらっしゃいます。)もセットで覚えておきましょう。
🔧 「-아/어 있다」の作り方と意味
このセクションでは、結果状態を表す -아/어 있다 を学びます。作り方は -아서/어서 と同じく母音による使い分けです。語幹末が ㅏ・ㅗ なら -아 있다、それ以外なら -어 있다、하다 は例外的に 해 있다(ただし하다にはあまり使いません)。
意味は、動作が完了したあと、その結果の状態が続いていることです。重要な特徴として、-아/어 있다 は主に自動詞(目的語をとらない動詞)に使われます。
| 基本形 | -아/어 있다 形 | 意味(状態) |
|---|---|---|
| 앉다(座る) | 앉아 있어요 | 座っています(座った状態) |
| 서다(立つ) | 서 있어요 | 立っています |
| 오다(来る) | 와 있어요 | 来ています(到着した状態) |
학생들이 교실에 앉아 있어요. — 学生たちが教室に座っています。
문이 열려 있어요. — ドアが開いています。
벽에 그림이 걸려 있어요. — 壁に絵がかかっています。
「ドアが開いている」「絵がかかっている」のように、誰かが開けたり掛けたりした動作の結果が今も続いている——この「状態」のニュアンスが -아/어 있다 の核心です。
⚖️ 「-고 있다」と「-아/어 있다」の決定的な違い
このセクションが今回の最重要ポイントです。同じ動詞でも、どちらを使うかで意味が変わります。代表例の 앉다(座る) で比べてみましょう。
의자에 앉고 있어요. — いすに座ろうとしています(今まさに腰を下ろす動作の最中)。
의자에 앉아 있어요. — いすに座っています(すでに座っていて、その状態が続いている)。
このように、-고 있다 は「動作のプロセス(進行)」、-아/어 있다 は「動作後の結果状態」を表します。日本語ではどちらも「座っている」になりがちですが、韓国語では明確に別物です。
使い分けの目安を整理します。① その動作が今も続いている(食べる・読む・勉強する)なら -고 있다。② 動作はもう終わって、その結果の状態が続いている(座る・立つ・開く・かかる)なら -아/어 있다。 また文法的には、-고 있다 は他動詞・自動詞どちらにも使えますが、-아/어 있다 は基本的に自動詞専用と覚えると区別しやすくなります。「ご飯を食べる(他動詞)」は 먹어 있다(✕)とは言えず、必ず 먹고 있다 です。
⚠️ よくある間違い
このセクションでは、学習者がつまずきやすい点を整理します。
間違い①:状態なのに -고 있다 を使う。「ドアが開いている(状態)」を 문이 열고 있어요 とすると「ドアを開けている最中」の意味になってしまいます。状態は 문이 열려 있어요 です。
間違い②:他動詞に -아/어 있다 を使う。「本を読んでいる」を 책을 읽어 있어요(✕)とするのは誤り。進行は 책을 읽고 있어요 です。
間違い③:着用を -아/어 있다 にする。「服を着ている」は、韓国語では着用動詞+고 있다 で 옷을 입고 있어요 と言うのが一般的です。これは日本語話者が混乱しやすい点なので、着用は -고 있다、と覚えておきましょう。
📝 핵심まとめ
第5講の要点を整理します。
- -고 있다:動詞語幹+고 있다。動作の進行「〜している(最中)」。期間の継続・着用にも使う。尊敬形は -고 계시다。
- -아/어 있다:母音で아/어を選ぶ。動作後の結果状態の継続。主に自動詞(앉다・서다・열리다 など)。
- 決定的な違い:앉고 있다(座る動作中)↔ 앉아 있다(座った状態)。進行か、結果状態か。
- 使い分け:他動詞・進行=-고 있다、自動詞・結果状態=-아/어 있다。着用は-고 있다。
これで、二種類の「〜している」を正しく使い分けられるようになりました。次の第6講では、「能力を表す -(으)ㄹ 수 있다/없다」を学びます。「〜できる/できない」という、会話で毎日のように使う重要表現です。引き続き進めていきましょう。
📚 참고 자료
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- 결과 상태 지속 -아/어 있다
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