目的語を示す「을/를(を)」と、到着点・時間・存在を示す「에」、動作の場所・起点を示す「에서」を学び、両者の使い分けと場所の語彙を例文で身につける回です。日本語の助詞とのズレ(만나다・타다が를を取る等)も整理します。
🎯 この回の学習目標
前回は主語を示す「은/는」「이/가」を学びました。今回はそこに目的語と場所・時間の助詞を加えます。これで「私は/図書館で/本を/読みます」のように、主語・場所・目的語・動詞がそろった完成度の高い文を作れるようになります。
この回を終えると、次の3つができるようになります。第一に、目的語に付く「을/를(〜を)」をパッチムの有無で正しく選べること。第二に、場所と時間を表す「에」と「에서」を意味に応じて使い分けられること。第三に、場所の基本語彙を使って、日常の行動を韓国語で言えるようになることです。
「에」と「에서」はどちらも日本語では「〜に」「〜で」と訳せてしまうため、日本人がもっとも混同しやすい助詞の一つです。今回はこの違いを、原理からはっきりさせていきます。
📦 目的語の助詞「을/를」(〜を)
このセクションでは、動作の対象を示す助詞「을/를」を学びます。日本語の「を」にあたり、使い方もほぼ同じです。
選び方は前回と同じルールで、直前の名詞のパッチム(最後の子音)の有無で決まります。パッチムがあれば을、なければ를です。たとえば「밥(ご飯)」は子音「ㅂ」で終わるので「밥을」、「커피(コーヒー)」は母音で終わるので「커피를」となります。
| 意味 | パッチムあり | パッチムなし |
|---|---|---|
| 目的「〜を」 | 을 例:책을 읽다(本を読む) | 를 例:커피를 마시다(コーヒーを飲む) |
基本の語順は日本語とまったく同じで、「目的語+을/를+動詞」の順に並びます。「빵을 먹어요(パンを食べます)」「영화를 봐요(映画を見ます)」のように、日本語をそのまま韓国語の語順に置けば正しい文になります。ここでも日本人の強みが発揮されます。
📍 場所と時間の「에」— 到着点・時刻・存在
このセクションでは、助詞「에」を学びます。「에」はパッチムに関係なく、常に「에」の一つの形だけで使えます。主な用法は3つです。
第一に、移動の到着点(〜へ・〜に)です。「가다(行く)」「오다(来る)」などの移動動詞と一緒に使い、どこへ向かうかを示します。例:「학교에 가요(学校に行きます)」「집에 와요(家に来ます)」。第二に、時間(〜に)です。「3시에 만나요(3時に会います)」「월요일에 시험이 있어요(月曜日に試験があります)」のように、時刻・曜日・日付に付きます。第三に、存在の場所(〜に)です。「있다(いる・ある)」「없다(いない・ない)」と組んで、「집에 있어요(家にいます)」のように、人や物が存在する場所を示します。
ポイントは、「에」は動きの行き先か、静止した存在の場所を示すということです。「そこへ向かう」「そこに在る」というイメージで捉えてください。
注意:時間の「에」には例外があります。「지금(今)」「어제(昨日)」「오늘(今日)」「내일(明日)」には「에」を付けません。「내일에」ではなく「내일 만나요(明日会います)」が正解です。よく使う言葉なので覚えておきましょう。
🏃 動作の場所と起点の「에서」— 〜で・〜から
このセクションでは「에서」を学びます。「에서」も形は一つだけで、パッチムに関係なく使えます。用法は大きく2つです。
第一に、動作が行われる場所(〜で)です。「공부하다(勉強する)」「먹다(食べる)」「일하다(働く)」など、何らかの動作をする場所を示します。例:「도서관에서 공부해요(図書館で勉強します)」「식당에서 밥을 먹어요(食堂でご飯を食べます)」。第二に、出発点・起点(〜から)です。「한국에서 왔어요(韓国から来ました)」「서울에서 부산까지(ソウルから釜山まで)」のように、動きの始まる場所を示します。
覚え方は、「에서」は何かの動作が実際に起きている場所、または動きが始まる場所です。「その場で活動する」「そこから出発する」イメージです。
💡 「에」と「에서」— 決定的な使い分け
ここがこの回の山場です。両方とも日本語で「〜に」「〜で」と訳せてしまうため、原理で区別するのがコツです。
判断の軸は「その場所で動作をするか、それとも到着点・存在の場所か」です。動作(勉強する・食べる・遊ぶなど)がその場所で行われるなら「에서」、単に行き先や存在の位置を示すだけなら「에」を使います。次の対比を見比べてください。
| 文 | 助詞 | 理由 |
|---|---|---|
| 집에 가요(家に行きます) | 에 | 移動の到着点 |
| 집에서 자요(家で寝ます) | 에서 | その場での動作 |
| 회사에 있어요(会社にいます) | 에 | 存在の場所(있다) |
| 회사에서 일해요(会社で働きます) | 에서 | その場での動作 |
特に間違えやすいのが「있다(いる・ある)」です。存在を表す「있다」は動作ではないので、必ず「에」を取ります。「학교에서 있어요」は誤りで、「학교에 있어요(学校にいます)」が正解です。逆に「学校で勉強する」なら動作なので「학교에서 공부해요」です。この一組を覚えると、多くの場面で迷わなくなります。
🗺️ 場所の語彙と例文練習
助詞と一緒に使う頻度の高い場所の語彙をまとめます。文の中で覚えましょう。
| 韓国語 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 학교 / 회사 / 집 | ハッキョ / フェサ / チプ | 学校 / 会社 / 家 |
| 식당 / 카페 / 도서관 | シクタン / カペ / トソグァン | 食堂 / カフェ / 図書館 |
| 공원 / 시장 / 병원 | コンウォン / シジャン / ピョンウォン | 公園 / 市場 / 病院 |
| 역 / 서점 / 화장실 | ヨク / ソジョム / ファジャンシル | 駅 / 書店 / トイレ |
これらを助詞と組み合わせた実例です。声に出して読んでみましょう。
- 저는 카페에서 커피를 마셔요.(私はカフェでコーヒーを飲みます)
- 친구가 도서관에 있어요.(友達が図書館にいます)
- 내일 아침에 시장에 가요.(明日の朝、市場に行きます)
- 회사에서 집까지 걸어요.(会社から家まで歩きます)
⚠️ 日本人がよくする間違い
ここでは、日本語の助詞感覚をそのまま持ち込むと間違える例を挙げます。
第一に、「会う」「乗る」は「를/을」を取るという点です。日本語では「友達に会う」「バスに乗る」と「に」を使いますが、韓国語では「친구를 만나다(友達を会う)」「버스를 타다(バスを乗る)」と、目的語の助詞「를/을」を使います。直訳の「친구에게 만나다」は不自然なので注意しましょう。これは韓国語独特の感覚です。
第二に、「있다」に「에서」を付けてしまうミスです。前述の通り存在は「에」です。「집에서 있어요」ではなく「집에 있어요」。動作か存在かを毎回意識するくせをつけましょう。
第三に、時間の「에」の付け忘れ・付けすぎです。曜日・時刻には「에」が必要ですが、「오늘・내일・지금」には付けません。「오늘에 만나요」は誤りで「오늘 만나요」が正解です。
📝 まとめと次回予告
今回の要点です。
- 을/를(を):目的語に付く。パッチムあり→을、なし→를。
- 에:到着点(가다/오다)・時間・存在の場所(있다/없다)。形は一つ。
- 에서:動作の行われる場所・起点(〜から)。形は一つ。
- 使い分けの核心:その場で動作するなら에서、行き先・存在なら에。「있다」は必ず에。
- 要注意:「会う=만나다」「乗る=타다」は를/을を取る。「오늘・내일」に에は付けない。
次回第4回「助詞③ 도・만・부터/까지・와/과」では、「〜も(도)」「〜だけ(만)」「〜から〜まで(부터/까지)」「〜と(와/과)」といった、表現に幅を与える助詞を学びます。基本の骨組みができたところに、細かなニュアンスを足していきましょう。
📚 参考資料
관련 주제
- 을/를
- 에
- 에서
- 目的格助詞
- 場所の助詞
- 到着点と起点
- 場所の語彙
- 만나다 를
- 助詞の使い分け
- 외국어
- 외국어 강의
- 한국어 어휘와 문법 (일본어편)
- 무료강의
- 무료 온라인 강의
- NUGUNA
- 누구나
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한국어 어휘와 문법 (일본어편)
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