名詞に付いて「〜だ・です(이다)」と断定し、「〜ではない(가/이 아니다)」と否定する表現を学ぶ回です。이에요/예요・입니다の使い分け、아니다の前の名詞が이/가を取る仕組み、存在の있다との違いを整理し、職業・身分の語彙で自己紹介文を作ります。
🎯 この回の学習目標
前回は存在の「있다(ある・いる)」を学びました。今回はもう一つの基本文型、断定の「이다(〜だ・です)」と、その否定「아니다(〜ではない)」を学びます。「私は学生です」「これは本ではありません」のように、名詞を使って「AはBだ」と説明する、自己紹介に必須の表現です。
この回を終えると、次のことができます。第一に、名詞に「이다」を付けて「〜です」と丁寧に断定できること。第二に、「이/가 아니다」で「〜ではありません」と否定できること。第三に、職業や身分の語彙を使って、韓国語で自己紹介ができるようになることです。前回の「있다(存在)」と今回の「이다(断定)」の違いを、はっきり区別することもこの回の大切な目標です。
💡 断定の「이다」— 〜だ・です
このセクションでは、「AはBです」と言うときの「이다」を学びます。「이다」は名詞のうしろに直接くっつく特別な語(繋辞・コピュラ)で、日本語の「だ・である」にあたります。
丁寧な言い方には2種類あります。会話でよく使う해요体では、名詞のパッチムの有無で形が変わります。パッチムがあれば「이에요」、なければ「예요」です。たとえば「학생(学生)」はㅇで終わるので「학생이에요(学生です)」、「친구(友達)」は母音で終わるので「친구예요(友達です)」となります。「예요」は文字通りには「イェヨ」ですが、実際の発音は「エヨ」に近くなります。
| 体裁 | パッチムあり | パッチムなし |
|---|---|---|
| 해요体(会話) | 학생이에요 | 친구예요 |
| 합니다体(かしこまった場) | 학생입니다 | 친구입니다 |
もう一つのかしこまった言い方が합니다体で、こちらはパッチムの有無に関係なく、いつでも「입니다」を付けるだけです。「학생입니다」「친구입니다」のように統一されているので、迷いません。ニュースやビジネスの自己紹介、あいさつでよく使われます。疑問文にするときは、해요体なら文末を上げて「학생이에요?(学生ですか)」、합니다体なら「학생입니까?(学生ですか)」となります。
🚫 否定の「아니다」— 〜ではない
このセクションでは、「AはBではありません」と否定する「아니다」を学びます。ここには日本人がよく間違えるポイントが1つあるので、しっかり押さえましょう。
「아니다」を使うとき、否定される名詞のうしろには助詞「이/가」を付けるのがルールです。つまり「명사+이/가+아니다」という形になります。この「이/가」もパッチムの有無で決まり、パッチムありなら「이」、なしなら「가」です。丁寧形は해요体で「아니에요」、합니다体で「아닙니다」です。
- 저는 학생이 아니에요.(私は学生ではありません)— 학생にパッチムあり → 이
- 이건 커피가 아니에요.(これはコーヒーではありません)— 커피はパッチムなし → 가
- 그분은 의사가 아닙니다.(その方は医者ではありません)
ポイントは、日本語の「〜では」につられて助詞を付け忘れないことです。「학생 아니에요」ではなく、必ず「학생이 아니에요」と、間に「이/가」を入れます。「이다」は名詞に直接くっつくのに対し、「아니다」は前に「이/가」が必要、という非対称をここで覚えてください。
⚖️ 「이다(断定)」と「있다(存在)」の決定的な違い
このセクションは、前回と今回をつなぐ最重要ポイントです。日本人学習者が非常に混同しやすい2つを、はっきり区別します。
「이다」は「AはBだ」という断定、「있다」は「Aがある・いる」という存在で、意味も使い方もまったく違います。形が似ているので混同しがちですが、次の対比で違いを実感してください。
| 文 | 意味 | 種類 |
|---|---|---|
| 동생이에요. | (その人は)弟・妹です。 | 断定 이다 |
| 동생이 있어요. | 弟・妹がいます。 | 存在 있다 |
| 선생님이에요. | 先生です。 | 断定 이다 |
| 선생님이 있어요. | 先生がいます。 | 存在 있다 |
「동생이에요」は「(この人は)弟です」と正体を述べているのに対し、「동생이 있어요」は「弟がいます(存在する)」と、まったく別のことを言っています。「〜です」なら이다、「〜がいる/ある」なら있다と、日本語訳で見分けるのが確実です。この区別ができれば、韓国語の基本文はほぼ正しく作れるようになります。
🗣️ 職業・身分の語彙と自己紹介文
このセクションでは、이다と相性のよい職業・身分の語彙を覚え、自己紹介文を組み立てます。自己紹介は最初に使う実用スキルなので、丸ごと覚えましょう。
| 韓国語 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 학생 / 대학생 | ハクセン / テハクセン | 学生 / 大学生 |
| 회사원 / 공무원 | フェサウォン / コンムウォン | 会社員 / 公務員 |
| 의사 / 간호사 | ウィサ / カノサ | 医者 / 看護師 |
| 선생님 / 요리사 | ソンセンニム / ヨリサ | 先生 / 料理人 |
| 일본 사람 / 한국 사람 | イルボン サラム / ハングク サラム | 日本人 / 韓国人 |
これらを使った自己紹介の例です。声に出して、自分の情報に置き換えてみましょう。
안녕하세요. 저는 다나카예요. 일본 사람이에요. 회사원이에요. 학생이 아니에요. 만나서 반갑습니다.
(こんにちは。私は田中です。日本人です。会社員です。学生ではありません。お会いできてうれしいです)
このように、名前・国籍・職業を「이에요/예요」で並べ、当てはまらないものを「이/가 아니에요」で否定すれば、それだけで立派な自己紹介になります。最後の「만나서 반갑습니다(お会いできてうれしいです)」は定番のあいさつなので、セットで覚えておくと便利です。
⚠️ 日本人がよくする間違い
ここでは、이다/아니다でありがちなミスを整理します。
第一に、이에요と예요の取り違えです。パッチムありは이에요、なしは예요です。「친구이에요」は誤りで「친구예요」、「학생예요」も誤りで「학생이에요」が正解です。前回までの助詞と同じパッチム判断なので、慣れれば自然に選べます。
第二に、아니다の前の「이/가」を落とすミスです。前述のとおり「학생 아니에요」ではなく「학생이 아니에요」です。「이다」は直接くっつくが「아니다」は「이/가」が必要、というルールを繰り返し確認してください。
第三に、「이다」と「있다」の混同です。「私は学生です」を「저는 학생이 있어요(私は学生がいます)」と言ってしまうと意味が変わります。正しくは「저는 학생이에요」です。断定か存在か、日本語訳で必ず確認しましょう。
📝 まとめと次回予告
今回の要点です。
- 이다(です):名詞に直接付く。해요体はパッチムあり이에요/なし예요、합니다体は常に입니다。
- 아니다(ではない):前の名詞に이/가が必要。해요体は아니에요、합니다体は아닙니다。
- 이다 vs 있다:「〜です」は이다(断定)、「〜がいる/ある」は있다(存在)。
- 自己紹介:名前・国籍・職業を이에요/예요で並べればOK。
次回第8回「用言の現在形(합니다体・해요体)」では、いよいよ動詞・形容詞(用言)の活用に入ります。「食べます」「行きます」のように、動作や状態を表す言葉を丁寧に言う方法を学びます。これまでの名詞中心の文から、動きのある文へと世界が広がります。
📚 参考資料
관련 주제
- 이다
- 아니다
- 断定
- 이에요 예요
- 입니다
- 職業の語彙
- 自己紹介
- 이다と있다の違い
- 외국어
- 외국어 강의
- 한국어 어휘와 문법 (일본어편)
- 무료강의
- 무료 온라인 강의
- NUGUNA
- 누구나
📚 시리즈 전체 공유
한국어 어휘와 문법 (일본어편)
이 강의가 속한 시리즈는 총 10강, 모두 무료입니다. 처음부터 배우려는 동료에게 시리즈 전체를 알려 주세요.
댓글
불러오는 중...
