「〜しましょうか?」と相手の意向を尋ねる「-(으)ㄹ까요?」と、「〜しましょう」と誘う「-(으)ㅂ시다」を学び、提案への答え方や、相手によって使い分ける丁寧な誘い方まで身につけます。
🎯 学習目標
この講義を終えると、人を誘ったり提案したりする表現を使いこなせるようになります。具体的には、(1)「〜しましょうか?」と意向を尋ねる「-(으)ㄹ까요?」、(2)「〜しましょう」と一緒にしようと誘う「-(으)ㅂ시다」、(3) 提案への答え方と、相手に応じた丁寧な誘い方、これらを身につけます。
「一緒に行きましょうか?」「ご飯食べましょう」「何時に会いましょうか?」——友だちや同僚を誘うとき、約束を決めるとき、この表現は必ず必要になります。第11講までで土台が整いました。今回は会話を前に進める「誘う力」を学びます。一つだけ、相手によって使い方に注意が要る点があるので、そこも丁寧に押さえましょう。それでは始めましょう。
💡 「提案」と「勧誘」を表す二つの形
このセクションでは、今回の二つの表現の役割を理解します。人を何かに誘うとき、私たちはまず相手の気持ちを尋ね、合意したら一緒にやろうと声をかけます。韓国語では、この二段階にそれぞれ対応する形があります。
一つめが -(으)ㄹ까요?。「〜しましょうか?」と相手の意向を尋ねる表現です。まだ決まっていないことを「どうですか?」と提案します。
二つめが -(으)ㅂ시다。「〜しましょう」と一緒に行動しようと誘う(勧誘する)表現です。提案が固まって「では、やりましょう」と言うイメージです。
会話では「갈까요?(行きましょうか?)」→「갑시다!(行きましょう!)」のように、この二つがセットで現れることがよくあります。まず -(으)ㄹ까요? から見ていきましょう。
🔧 「-(으)ㄹ까요?」の作り方と二つの用法
このセクションでは、-(으)ㄹ까요? を学びます。活用はパッチムの有無で決まります。パッチム無 → -ㄹ까요?、パッチム有 → -을까요?、ㄹ語幹 → -ㄹ까요?(ㄹが落ちます)。
| 基本形 | -(으)ㄹ까요? 形 | 意味 |
|---|---|---|
| 가다(行く) | 갈까요? | 行きましょうか? |
| 먹다(食べる) | 먹을까요? | 食べましょうか? |
| 만들다(作る) | 만들까요? | 作りましょうか? |
-(으)ㄹ까요? には二つの用法があります。用法①:提案・意向を尋ねる(〜しましょうか?)。主語は「私たち」で、一緒に何かをする提案です。
같이 점심 먹을까요? — 一緒に昼ご飯を食べましょうか?
몇 시에 만날까요? — 何時に会いましょうか?
用法②:推測を尋ねる(〜でしょうか?)。主語が三人称や物事のとき、「〜だろうか?」と相手の意見・推測を尋ねます。
내일 비가 올까요? — 明日雨が降るでしょうか?
이 옷이 친구한테 맞을까요? — この服、友だちに合うでしょうか?
同じ -(으)ㄹ까요? でも、主語が「私たち」なら提案、それ以外なら推測、と見分けます。文脈で自然に判断できるようになります。
🔧 「-(으)ㅂ시다」で誘う
このセクションでは、勧誘の -(으)ㅂ시다 を学びます。「〜しましょう」と、一緒に行動しようと積極的に誘う表現です。活用はパッチム無 → -ㅂ시다、パッチム有 → -읍시다、ㄹ語幹 → -ㅂ시다(ㄹが落ちます)。
| 基本形 | -(으)ㅂ시다 形 | 意味 |
|---|---|---|
| 가다(行く) | 갑시다 | 行きましょう |
| 먹다(食べる) | 먹읍시다 | 食べましょう |
| 만들다(作る) | 만듭시다 | 作りましょう |
자, 이제 시작합시다. — さあ、もう始めましょう。
주말에 같이 영화 봅시다. — 週末に一緒に映画を見ましょう。
ここで非常に大切な注意があります。-(으)ㅂ시다 は丁寧な形に見えますが、目上の人(年上・上司・先生)に使うと、やや指図しているような響きになることがあります。第4講で学んだように、韓国語は上下関係に敏感です。目上の人を誘うときは、次のセクションで紹介する別の言い方を使うのが安全です。同年代や年下、対等な関係では問題なく使えます。
🗣️ 提案への答え方と、丁寧な誘い方
このセクションでは、誘いに答える表現と、相手に応じた使い分けを学びます。
提案に「はい」と応じるときは、해요体や -(으)ㅂ시다 で返します。-(으)ㄹ까요? に対して -아/어요 で答えるのが、最も自然でやわらかい形です。
A: 같이 갈까요? — 一緒に行きましょうか?
B: 네, 좋아요. 같이 가요! — はい、いいですね。一緒に行きましょう!
断るときは、第3講の -는데(요) を使ってやわらげると角が立ちません。미안해요, 오늘은 좀 바쁜데요…(すみません、今日はちょっと忙しいんですが…)。
そして目上の人を誘うときは、-(으)ㅂ시다 の代わりに、より丁寧な「-(으)시겠어요?(〜なさいますか?)」や、やわらかい「-(으)ㄹ까요?」「같이 -아/어요」を使います。
선생님, 같이 식사 하시겠어요? — 先生、一緒にお食事なさいますか?
같이 가요.(같이 갑시다より柔らかく、目上にも比較的使いやすい)
このように、相手が目上なら丁寧な疑問形で意向を尋ねるのが、韓国語らしい配慮です。誰に対して誘っているかを意識して形を選びましょう。
⚠️ よくある間違い
このセクションでは、つまずきやすい点を整理します。
間違い①:目上に -(으)ㅂ시다 を多用する。「先生、行きましょう」を 선생님, 갑시다 と言うと失礼に響くことがあります。같이 가시겠어요? などの丁寧な形が安全です。
間違い②:パッチムの判断ミス。「食べましょうか?」を 먹ㄹ까요(✕)とするのは誤り。먹다 はパッチム(ㄱ)があるので 먹을까요? です。-(으)ㅂ시다 も同様で 먹읍시다 です。
間違い③:過去形にする。提案・勧誘はこれからの行動なので、갔을까요 のように過去形にはしません(갔을까요? は「行ったでしょうか?」と過去の推測になり、意味が変わります)。提案は現在の語幹で作ります。
📝 핵심まとめ
第12講の要点を整理します。
- -(으)ㄹ까요?:①提案「〜しましょうか?」(같이 갈까요?)、②推測「〜でしょうか?」(비가 올까요?)。
- -(으)ㅂ시다:勧誘「〜しましょう」(갑시다、먹읍시다)。目上には使いにくい点に注意。
- 答え方:応じる→네, 같이 가요/갑시다。断る→-는데요…でやわらげる。
- 目上を誘う:-(으)시겠어요? や 같이 -아/어요 を使う。
これで、人を誘い、約束を決める力が身につきました。次の第13講では、「理由を尋ね、答える表現」を学びます。「どうして?」「〜だからです」という、会話のキャッチボールに欠かせないやり取りです。引き続き実践会話を深めていきましょう。
📚 참고 자료
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