行動の目的を表す2つの接続語尾、意図を示す「(으)려고(〜しようと)」と、移動の目的を示す「(으)러(〜しに)」を学ぶ回です。려고はあらゆる動詞と、러は가다・오다など移動動詞とだけ結びつくという核心的な違い、そして「(으)려고 하다(〜するつもりだ)」の応用を例文で身につけます。
🎯 この回の学習目標
接続語尾シリーズの最終回です。今回は行動の目的を表す2つの語尾、「(으)려고」と「(으)러」を学びます。「〜しようと思って」「〜しに行く」と言えるようになると、自分の行動の理由や目的を説明でき、会話に厚みが出ます。
この回を終えると、次のことができます。第一に、意図を表す「(으)려고(〜しようと)」を使えること。第二に、移動の目的を表す「(으)러(〜しに)」を使えること。第三に、この2つの決定的な違い——どんな動詞と組み合わせられるか——を理解し、「(으)려고 하다(〜するつもりだ)」という頻出応用まで使いこなすことです。
両方とも日本語では「〜しに」「〜しようと」と訳せて似ていますが、使える場面がはっきり分かれています。その境界線を明確にするのが今回のポイントです。
🎯 「(으)려고」— 意図・目的を表す(〜しようと)
このセクションでは、意図を表す「(으)려고」を学びます。作り方はパッチムの有無で決まり、母音語幹なら「려고」、子音語幹なら「으려고」です。「가다→가려고」「먹다→먹으려고」「배우다→배우려고」となります。
「(으)려고」は「〜しようと思って」という意図・目的を表し、後ろにはあらゆる動詞を続けられます。「한국어를 배우려고 학원에 다녀요(韓国語を学ぼうと塾に通っています)」「집을 사려고 돈을 모아요(家を買おうとお金を貯めています)」のように、前半で目的、後半でそのための行動を述べます。ここで後半の動詞は「다니다(通う)」「모으다(貯める)」など移動に限らず何でもよいのが特徴です。これが次に学ぶ「(으)러」との大きな違いになります。
🚶 「(으)러」— 移動の目的を表す(〜しに)
このセクションでは、移動の目的を表す「(으)러」を学びます。作り方は同じくパッチムの有無で決まり、母音語幹なら「러」、子音語幹なら「으러」です。「사다→사러」「먹다→먹으러」「만나다→만나러」となります。
「(으)러」の最大の特徴は、後ろに移動動詞(가다=行く・오다=来る・다니다=通う)しか続けられないことです。「밥을 먹으러 식당에 가요(ご飯を食べに食堂に行きます)」「친구를 만나러 왔어요(友達に会いに来ました)」のように、「〜しに(どこかへ)行く/来る」という形で使います。目的の動作を「(으)러」で示し、移動そのものを「가다/오다」で表す、という組み合わせです。旅行や日常で「〜しに行く」と言う場面は非常に多いので、この形は必ず使えるようにしましょう。
⚖️ 「(으)려고」と「(으)러」の使い分け
この2つの見分け方は、たった一つの基準で決まります。後ろの動詞が移動動詞(行く・来る・通う)かどうかです。
後ろが移動動詞なら、どちらも使えますが「(으)러」の方が自然です。一方、後ろが移動以外の動詞(貯める・作る・準備するなど)のときは、必ず「(으)려고」を使います。「(으)러」は移動動詞専用なので、ここでは使えません。表で整理します。
| (으)려고 | (으)러 | |
|---|---|---|
| 意味 | 〜しようと(意図) | 〜しに(移動の目的) |
| 後ろの動詞 | どんな動詞でもOK | 移動動詞(가다/오다/다니다)のみ |
| 例 | 사려고 돈을 모아요 | 사러 가게에 가요 |
具体例で確認しましょう。「買おうとお金を貯めています」は、後半が「貯める(移動でない)」なので「사려고 돈을 모아요」だけが正解です。「買いに店に行きます」は、後半が「行く(移動)」なので「사러 가게에 가요」が自然です。迷ったら、後ろが가다/오다なら러、それ以外は려고と覚えてください。
🔄 応用 — 「(으)려고 하다」で「〜するつもりだ」
このセクションでは、「(으)려고」を使った超頻出の応用表現「(으)려고 하다」を学びます。
「(으)려고」のうしろに「하다」を付けると、「〜しようとする」「〜するつもりだ」という意味になります。近い未来の計画や、まさに始めようとしている動作を表します。「내일 일찍 일어나려고 해요(明日早く起きようと思っています)」「이제 자려고 해요(もう寝ようとしています)」のように使います。第10回で学んだ「ㄹ 거예요(〜するつもりです)」と近い意味ですが、「(으)려고 하다」の方が「そうしようという意志・心づもり」のニュアンスがやや強くなります。
過去形にすると「(으)려고 했어요(〜しようとしました)」となり、「やろうとしたけれど…」という文脈でよく使われます。「전화하려고 했어요(電話しようとしました)」のように、実現しなかった意図を表すこともできます。会話でとても便利なパターンなので、覚えておきましょう。
🗣️ 語彙と例文練習
目的の表現でよく使う、動作動詞と移動動詞をまとめます。
| 移動動詞 | 意味 | 動作動詞 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 가다 / 오다 | 行く / 来る | 사다 / 만나다 | 買う / 会う |
| 다니다 | 通う | 배우다 / 놀다 | 習う / 遊ぶ |
| 나가다 | 出かける | 운동하다 / 쇼핑하다 | 運動する / 買い物する |
これらを使った例文です。声に出して読みましょう。
- 친구를 만나러 홍대에 갔어요.(友達に会いに弘大に行きました)— 러+移動
- 운동하러 공원에 가요.(運動しに公園に行きます)— 러+移動
- 시험을 잘 보려고 매일 공부해요.(試験でいい点を取ろうと毎日勉強します)— 려고+非移動
- 주말에 여행을 가려고 해요.(週末に旅行に行くつもりです)— 려고 하다
1つ目・2つ目は移動の目的なので「러」、3つ目は後半が「勉強する(非移動)」なので「려고」、4つ目は意志を表す「려고 해요」です。後ろの動詞を見れば、どちらを使うか自然に判断できます。
⚠️ 日本人がよくする間違い
ここでは、目的の接続語尾でありがちなミスを整理します。
第一に、「(으)러」を移動動詞以外と使ってしまうことです。これが最頻出のミスです。「本を読もうと図書館で座る」を「책을 읽으러 앉아요」とするのは誤りです。後半が「座る(移動でない)」なので「읽으려고 앉아요」が正解です。「러」は가다/오다/다니다の前でしか使えない、と徹底しましょう。
第二に、パッチムの判断ミスです。母音語幹なら「러/려고」、子音語幹なら「으러/으려고」です。「먹러」「먹려고」は誤りで、「먹으러」「먹으려고」が正解です。これまでの「(으)」系の語尾と同じ判断です。
第三に、「(으)러」に助詞「을/를」を付けようとすることです。「밥을 먹으러를 가요」のように러に助詞は付けません。「밥을 먹으러 가요」と、러はそのまま移動動詞につなげます。
📝 まとめと次回予告
今回の要点です。
- (으)려고:〜しようと(意図)。後ろはどんな動詞でもよい。
- (으)러:〜しに(移動の目的)。後ろは移動動詞(가다/오다/다니다)のみ。
- 見分けの鍵:後ろが行く・来るなら러、それ以外は려고。
- (으)려고 하다:〜するつもりだ・〜しようとする。過去は「〜しようとした」。
次回第17回「連体形 는/은/ㄴ/ㄹ」では、「食べる人」「おいしい料理」のように、動詞・形容詞が名詞を修飾する連体形を学びます。ここは韓国語文法の中でも重要度が高く、時制によって形が変わる少し複雑な仕組みです。じっくり取り組みましょう。
📚 参考資料
관련 주제
- 接続語尾
- 으려고
- 으러
- 目的
- 意図
- 移動の目的
- 려고 하다
- 移動動詞
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- 한국어 어휘와 문법 (일본어편)
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한국어 어휘와 문법 (일본어편)
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