韓国での買い物表現を解説。値段を尋ねる얼마예요?、注文の「名詞+数量+주세요」(사과 세 개 주세요、固有語数詞+助数詞)、依頼の「動詞+아/어 주세요」(깎아 주세요・보여 주세요)、좀/더を使った会話を日本語話者向けに扱う。
🎯 学習目標
この第15講を終えると、あなたは韓国のお店や市場で買い物ができるようになります。「이거 얼마예요?(これいくらですか?)」と値段を尋ね、「사과 세 개 주세요(りんご3個ください)」と注文し、「좀 깎아 주세요(少しまけてください)」とお願いできるようになります。第5講の数字、第12講の形容詞、第14講の「-(으)세요」が一つにつながる、実践的で楽しい回です。
ゴールは3つです。第一に値段を尋ねる表現を使えること、第二に「○○ください」と数量を伝えられること、第三に「〜してください」とお願いする「-아/어 주세요」を理解することです。買い物は旅行で最も使う場面の一つなので、会話例を声に出して、お店でそのまま使える表現を身につけましょう。
💰 値段を尋ねる — 얼마예요?
この節では、値段の尋ね方と答え方を学びます。買い物の出発点になる表現です。
値段を尋ねる基本フレーズは「얼마예요?(いくらですか?)」です。第5講で学んだとおり、「얼마」が「いくら」を表します。指示語と組み合わせて「이거 얼마예요?(これいくらですか?)」「저거 얼마예요?(あれいくらですか?)」と言えます。複数のものを買って合計を聞くときは「모두 얼마예요?/전부 얼마예요?(全部でいくらですか?)」と尋ねます。
答えは、第5講の漢字語数詞と通貨「원(ウォン)」で返ってきます。「오천 원이에요(5,000ウォンです)」「만 이천 원이에요(12,000ウォンです)」のように聞こえます。値段は聞き取りが大切なので、数字をすばやく理解できるよう練習しておきましょう。お店では「어서 오세요(いらっしゃいませ)」と迎えられ、最後に「여기 있어요(はい、どうぞ)」とお金や品物を渡すやりとりがよくあります。
値段についての感想は、第12講の形容詞が役立ちます。「비싸요(高いです)」「싸요(安いです)」を使って、「좀 비싸요(ちょっと高いです)」と言えます。「좀/조금(少し・ちょっと)」を前に付けると、やわらかい言い方になり、値切りや遠慮の場面で重宝します。
🛒 「○○ください」— 주세요と数量
この節では、ほしいものを注文する「○○ください」の表現と、数量の伝え方を学びます。買い物の核心です。
ほしいものを伝える最も便利な表現が「○○ 주세요(○○ください)」です。「주세요」は「ください」にあたる言葉で、名詞のうしろに付けるだけで注文になります。「이거 주세요(これください)」「물 주세요(水ください)」のように使います。「○○도 주세요(○○もください)」と、第9講の「도(〜も)」を加えれば、追加注文もできます。
数量を伝えるときは、第5講で学んだ固有語数詞+助数詞を、名詞と「주세요」の間に入れます。「名詞 + 数量 + 주세요」の語順です。助数詞の前では数が変身する(하나→한、둘→두…)ことも思い出しましょう。
| 韓国語 | 意味 |
|---|---|
| 이거 한 개 주세요 | これ1個ください |
| 사과 세 개 주세요 | りんご3個ください |
| 물 두 병 주세요 | 水2本ください |
| 커피 두 잔 주세요 | コーヒー2杯ください |
買い物でよく使う助数詞は、「개(個)」「병(瓶・本)」「잔(杯)」「장(枚)」などです。「사과 세 개(りんご3個)」「표 두 장(チケット2枚)」のように使います。数量を言うときは、固有語の数(하나・둘・셋…)を使う点に注意してください。値段(漢字語)と数量(固有語)で数の種類が違うのは、第5講で学んだとおりです。お店では「몇 개 드려요?(何個差し上げましょうか?)」と数を聞かれることもあるので、「두 개 주세요」とすぐ答えられるようにしておきましょう。
🙏 お願いする — -아/어 주세요
この節では、「〜してください」と相手に行動をお願いする表現「-아/어 주세요」を学びます。買い物に限らず、あらゆる依頼で使える重要な形です。
「-아/어 주세요」は、「(自分のために)〜してください」と依頼する表現です。動詞の語幹に、第8講で学んだ「아/어」(現在形と同じ判定)を付け、そのあとに「주세요」を続けます。前の節の「名詞+주세요(○○ください)」が「もの」をくれる依頼だったのに対し、こちらは「動作」をお願いする形です。買い物でよく使う例を見てみましょう。
- 깎다(値引きする)→ 좀 깎아 주세요(少しまけてください)
- 보이다(見せる)→ 그거 보여 주세요(それ見せてください)
- 포장하다(包装する)→ 포장해 주세요(包んでください)
- 바꾸다(替える)→ 다른 걸로 바꿔 주세요(別のものに替えてください)
「아/어」の選び方は現在形とまったく同じです。「깎다」は語幹の母音がㅏなので「깎아 주세요」、「보이다」は「보여 주세요」、「포장하다」は하다動詞なので「포장해 주세요」となります。第8講の活用がそのまま生きます。また、もっと良い条件を求めるときは「더(もっと)」を使い、「더 싼 거 없어요?(もっと安いのはありませんか?)」「더 큰 거 보여 주세요(もっと大きいのを見せてください)」のように言えます。「더+形容詞+거(〜なもの)」で、希望の品を具体的に伝えられます。
🗣️ 会話で使う — 市場で買い物
この節では、ここまでの表現を組み合わせた買い物の会話を練習します。実際のお店を思い浮かべて読んでみましょう。
店員: 어서 오세요! 뭐 찾으세요?(いらっしゃいませ! 何をお探しですか?)
客: 이 사과 얼마예요?(このりんご、いくらですか?)
店員: 세 개에 오천 원이에요.(3個で5,000ウォンです。)
客: 좀 비싸요. 좀 깎아 주세요.(ちょっと高いです。少しまけてください。)
店員: 그럼 사천 원에 드릴게요.(じゃあ4,000ウォンで差し上げます。)
客: 네, 세 개 주세요. 그리고 봉투도 주세요.(はい、3個ください。それと袋もください。)
この会話には、買い物に必要な要素が詰まっています。店員の「어서 오세요(いらっしゃいませ)」、値段を聞く「얼마예요?」、感想の「좀 비싸요」、依頼の「깎아 주세요」、注文の「세 개 주세요」、追加の「봉투도 주세요」まで登場しています。「세 개에 오천 원(3個で5,000ウォン)」のように、数量に「에」を付けて「〜につき」という単位を表す言い方も覚えておくと便利です。買い物の表現は、実際に値段や数量を入れ替えて練習すると、お店でそのまま使えるようになります。
⚠️ よくある間違いと注意点
この節では、入門者がつまずきやすいポイントを具体的に挙げます。
間違い1:数量に漢字語数詞を使う。 「사과 삼 개(×)」ではなく「사과 세 개(○)」です。ものを数えるときは固有語数詞(하나・둘・셋…)を使い、助数詞の前では「한・두・세・네」に変身します。値段(漢字語)と混同しないようにしましょう。
間違い2:「○○ください」と「〜してください」を混同する。 「もの」がほしいときは「名詞+주세요(물 주세요)」、「動作」をお願いするときは「動詞+아/어 주세요(깎아 주세요)」です。「깎다 주세요(×)」ではなく「깎아 주세요(○)」と、動詞は活用してから주세요を付けます。
間違い3:주세요の活用を間違える。 「보이다」は「보이 주세요(×)」ではなく「보여 주세요(○)」。「-아/어 주세요」の「아/어」は第8講の現在形と同じ判定です。現在形を思い出して活用しましょう。
間違い4:「いくつ」と「いくら」を混同する。 値段を聞くのは「얼마예요?(いくら?)」、個数を聞くのは「몇 개예요?(何個?)」です。尋ねたい内容に合わせて使い分けましょう。
📝 まとめと次回予告
第15講の要点を整理します。チェックリストで確認しましょう。
- 値段は얼마예요?、合計は모두 얼마예요?。答えは漢字語数詞+원。
- 注文は「名詞+数量+주세요」。数量は固有語数詞+助数詞(사과 세 개 주세요)。
- 依頼は「動詞+아/어 주세요」(깎아 주세요・보여 주세요・포장해 주세요)。
- 「좀/조금(少し)」「더(もっと)」で希望をやわらかく具体的に伝える。
買い物の表現は、値段と数量を入れ替えてロールプレイすると、すぐ実戦で使えます。「○○ 두 개 주세요」「좀 깎아 주세요」と練習してみましょう。次の第16講「食べ物を注文する」では、レストランや食堂で「비빔밥 하나 주세요(ビビンバ1つください)」「물 좀 주세요(お水ください)」のように注文する表現を学びます。今回の「주세요」がさらに活躍する、おいしい実践回です。
📚 参考資料
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