TOPIK I 1級の総まとめ回。文法・語彙、聞き取り(スクリプト)、読解(案内文)の模擬問題9問を解答・解説(対応講つき)で総点検し、よくある弱点を最終チェック。1級全体の振り返りと、理由・能力・接続などを学ぶ2級学習への道を日本語話者向けに案内する。
🎯 学習目標
いよいよ最終回です。この第20講では、第1講から第19講までに学んだ文字・文法・会話・聞き取り・読解を、TOPIK I 1級レベルの模擬問題で総点検します。実際の試験に近い形式の問題を解き、自分の弱点を見つけ、1級合格に必要な力が身についたかを確認します。そして、次の目標である2級学習への道も案内します。これまでの努力の成果を確かめる、総まとめの回です。
模擬問題は、文法・語彙、聞き取り、読解の3部構成です。まず自分で解いてから解説を読み、間違えた問題は対応する講に戻って復習しましょう。「どの講の内容が弱いか」を知ることが、合格への最短ルートです。それでは始めましょう。
📝 模擬問題 ① 文法・語彙
この節では、文法と語彙の問題に挑戦します。空欄に入る最も適切なものを選んでください。これまで学んだ助詞・活用の知識が試されます。
- 저는 일본 사람( ).(私は日本人です。) ① 이에요 ② 예요
- 어제 친구를 ( ).(昨日、友達に会いました。) ① 만나요 ② 만났어요
- 가방이 책상 아래( ) 있어요.(カバンが机の下にあります。) ① 에 ② 에서
- 저는 한국 음식( ) 좋아해요.(私は韓国料理が好きです。) ① 가 ② 를
- 내일 뭐 ( )?(明日、何をするつもりですか?) ① 해요 ② 할 거예요
解き終わったら、すぐに答えを見ずに、まず「なぜその答えなのか」を自分で説明してみてください。理由を言えれば、本当に理解できている証拠です。各問題は、第3講(이에요/예요)、第10講(過去形)、第7講(存在の에)、第9講(좋아하다は를)、第17講(計画の-(으)ㄹ 거예요)に対応しています。
🎧 模擬問題 ② 聞き取り(スクリプト)
この節では、聞き取り問題に挑戦します。実際の試験では音声で流れますが、ここではスクリプト(会話文)を読んで答えましょう。会話の場所や内容を当てる練習です。
【問6】 다음 대화를 읽고 장소를 고르세요.(次の会話を読んで場所を選びなさい。)
가: 어서 오세요. 몇 분이세요?
나: 세 명이요. 메뉴 좀 주세요.
→ ① 학교 ② 식당 ③ 병원 ④ 은행【問7】 무엇에 대한 이야기입니까?(何についての話ですか?)
가: 내일 시간 있어요?
나: 네, 왜요?
가: 같이 영화 봐요.
→ ① 약속 ② 가격 ③ 날씨 ④ 음식
聞き取りでは、第18講で学んだとおり、キーワードを捉えることが大切です。問6では「어서 오세요(いらっしゃいませ)」「몇 분이세요?(何名様?)」「메뉴(メニュー)」が場所を示す手がかりです。問7では「시간 있어요?」「같이 영화 봐요(一緒に映画を見ましょう)」が話題のヒントになります。手がかり語に注目して答えを選びましょう。
📖 模擬問題 ③ 読解(案内文)
この節では、読解問題に挑戦します。次の案内文を読んで、質問に答えてください。第19講で学んだ「情報を探す」読み方を使いましょう。
【🇰🇷 한국어 교실 안내】
시간: 매주 토요일 오후 2시
장소: 시민회관 2층 교실
참가비: 무료
신청: 전화 또는 이메일【問8】 수업은 무슨 요일에 해요?(授業は何曜日にありますか?)→ ① 금요일 ② 토요일 ③ 일요일
【問9】 이 안내문의 내용으로 맞는 것은?(この案内文の内容と合うものは?)
→ ① 참가비가 있어요. ② 수업은 오전에 해요. ③ 참가비는 무료예요.
読解では、質問のキーワードと案内文の項目を結びつけます。問8は「무슨 요일(何曜日)」→「시간: 매주 토요일」から答えを探します。問9は、選択肢を1つずつ案内文と照合します。「참가비: 무료」とあるので、「참가비가 있어요(×)」「무료예요(○)」と判断できます。第19講で学んだ「반대語のひっかけ」に注意して、本文に書かれた事実だけを根拠にしましょう。
✅ 解答と解説
この節では、模擬問題の解答と解説を確認します。間違えた問題は、対応する講に戻って復習しましょう。
| 問 | 答え | 解説(対応する講) |
|---|---|---|
| 問1 | ① 이에요 | 「사람」はパッチムㅁで終わるので이에요(第3講) |
| 問2 | ② 만났어요 | 「어제(昨日)」なので過去形(第10講) |
| 問3 | ① 에 | 存在の場所は에。에서は動作の場所(第7・9講) |
| 問4 | ② 를 | 좋아하다は動詞で目的語に를(第9講) |
| 問5 | ② 할 거예요 | 「내일」の計画なので-(으)ㄹ 거예요(第17講) |
| 問6 | ② 식당 | 「몇 분이세요?・메뉴」から食堂(第16・18講) |
| 問7 | ① 약속 | 「같이 영화 봐요」は誘い・約束(第17・18講) |
| 問8 | ② 토요일 | 「시간: 매주 토요일」から(第13・19講) |
| 問9 | ③ 참가비는 무료예요 | 「참가비: 무료」と一致(第19講) |
9問中、何問正解できたでしょうか。7問以上できれば、1級レベルの基礎はしっかり身についています。間違えた問題があれば、その分野が弱点です。解説の「対応する講」に戻り、もう一度確認しておきましょう。試験本番でも、この「間違いを分析して弱点をつぶす」姿勢が合格への鍵になります。
🚀 1級の総まとめと2級への道
この節では、1級全体を振り返り、次の2級学習への道を案内します。20講の学習、本当にお疲れさまでした。
この講座では、第1〜2講でハングルの文字と発音を学び、第3〜7講であいさつ・名詞文・数字・基本助詞・存在を、第8〜12講で動詞と形容詞の活用・過去・否定を、第13〜17講で予定・道案内・買い物・注文・希望と計画を、第18〜20講で試験対策を扱いました。文字すら読めなかった状態から、日常の基本的なやりとりができるところまで到達したのです。これはTOPIK I 1級が求める「自己紹介・買い物・注文など、ごく基本的な言語機能を遂行できる」力に相当します。
次の2級では、より自然で複雑な表現を学びます。例えば、理由を表す「-아서/어서」「-(으)니까」、能力を表す「-(으)ㄹ 수 있다」、義務の「-아야/어야 되다」、経験の「-(으)ㄴ 적이 있다」、接続の「-지만(〜だが)」「-(으)면(〜なら)」などです。語彙も生活全般へと広がり、より長い文章を読み書きできるようになります。1級で固めた土台があれば、2級の学習はぐっと楽に進められます。
合格のためには、毎日少しずつ韓国語に触れ続けることが何より大切です。学んだ表現を声に出す、韓国のドラマや歌で耳を慣らす、簡単な日記を韓国語で書く——どれも効果的です。この20講で身につけた基礎は、これからの学習を支える確かな土台になります。自信を持って、次のステップへ進んでください。
⚠️ よくある弱点の最終チェック
最後に、1級学習者がつまずきやすいポイントを最終確認します。試験前のチェックリストとして活用してください。
チェック1:助詞の使い分け。 은/는と이/가(第6講)、을/를(第9講)、에と에서(第7・9講)の区別は大丈夫ですか。助詞は短いのに配点に関わる重要要素です。
チェック2:動詞・形容詞の活用。 現在形(第8講)、過去形(第10講)の作り方、特に「하다→해요/했어요」と母音の縮約を確認しましょう。形容詞の不規則(第12講)も要注意です。
チェック3:数字の使い分け。 漢字語数詞と固有語数詞(第5講)、時刻(時=固有語・分=漢字語)、6월유월・10월시월の例外は、聞き取り・読解の両方で問われます。
チェック4:発音変化。 連音(第2講)で文字どおりに聞こえない音に慣れておくと、聞き取りで戸惑いません。日ごろから音読する習慣をつけましょう。
📝 講座のまとめ
全20講の要点を、最後にもう一度整理します。
- 文字(ハングル)→ 発音 → 名詞文 → 数字 → 助詞 → 存在 → 動詞・形容詞 → 時制・否定 → 実用会話 → 試験対策、という順で1級の基礎を完成させた。
- 模擬問題で文法・聞き取り・読解を総点検。間違いは対応する講で復習する。
- 次は2級へ。理由・能力・接続などの表現を学び、表現の幅を広げる。
- 合格の鍵は毎日韓国語に触れ続けること。声に出す練習を習慣に。
20講にわたる学習、本当にお疲れさまでした(정말 수고하셨습니다!)。あなたはもう、ハングルを読み、基本的な韓国語で自分の気持ちや予定を伝えられます。ここからの韓国語の世界は、もっと豊かで楽しいものです。この講座で築いた土台を胸に、TOPIK I 1級合格、そしてその先へ——자신감을 가지고 계속 도전하세요!(自信を持って挑戦し続けてください!)
📚 参考資料
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