動作の進行を表す「고 있다(〜している最中)」と、動作の結果として続く状態を表す「아/어 있다(〜した状態でいる)」を学ぶ回です。日本語の「〜ている」が両方を兼ねるため生じる混同を軸に、自動詞との相性、着用表現、尊敬形고 계시다まで例文で整理します。
🎯 この回の学習目標
今回は「〜している」を表す2つの表現、「고 있다(進行)」と「아/어 있다(結果状態)」を学びます。日本語ではどちらも「〜ている」で言えてしまうため、日本人学習者がもっとも混同しやすい項目の一つです。今回でこの違いをはっきりさせましょう。
この回を終えると、次のことができます。第一に、動作の進行中を表す「고 있다」を使えること。第二に、動作の結果としての状態を表す「아/어 있다」を使えること。第三に、この2つを正しく使い分け、「座っている」「開いている」のような状態を自然に表現できることです。
ポイントは、日本語の「〜ている」が「今まさに動作中」と「動作の後の状態」の2つの意味を持つのに対し、韓国語ではこれを2つの形で区別する、という点です。ここを理解すれば、表現がぐっと正確になります。
🏃 「고 있다」— 動作の進行(〜している最中)
このセクションでは、進行を表す「고 있다」を学びます。作り方は簡単で、動詞の語幹に「고 있다」を付けるだけです。第13回の「고」と同じで、パッチムや母音調和は関係ありません。
「고 있다」は、その動作が今まさに行われている最中であることを表します。「먹다→먹고 있다(食べている)」「가다→가고 있다(向かっている)」「공부하다→공부하고 있다(勉強している)」となります。「지금 뭐 하고 있어요?(今、何をしていますか)」は、相手の今の様子を尋ねる定番フレーズです。
- 지금 밥을 먹고 있어요.(今、ご飯を食べています)
- 동생은 방에서 게임을 하고 있어요.(弟は部屋でゲームをしています)
- 친구를 기다리고 있어요.(友達を待っています)
🪑 「아/어 있다」— 動作の結果状態(〜した状態でいる)
このセクションでは、結果状態を表す「아/어 있다」を学びます。作り方は母音調和で、ㅏ/ㅗなら「아 있다」、それ以外なら「어 있다」です。
「아/어 있다」は、ある動作が完了した後、その結果の状態が続いていることを表します。たとえば「앉다(座る)」という動作が終わり、座った状態が続いているのが「앉아 있다(座っている)」です。同じく「서다(立つ)→서 있다(立っている)」「눕다(横になる)→누워 있다(横になっている)」となります。この表現は主に自動詞(動作主自身の状態が変わる動詞)と結びつきます。
物の状態にもよく使います。「문이 열리다(ドアが開く)→문이 열려 있어요(ドアが開いています)」「불이 켜지다(電気がつく)→불이 켜져 있어요(電気がついています)」のように、開いた・ついたという結果が今も続いている状態を表します。これらは「고 있다」では表せない、「아/어 있다」ならではの表現です。
⚖️ 決定的な違い — 日本語の「〜ている」の二面性
ここがこの回の核心です。なぜ日本人が混同するのか、その理由から理解しましょう。
日本語の「〜ている」は、実は2つの意味を持っています。「食べている(動作中)」と「座っている(状態)」では、意味がまったく違います。前者は進行、後者は結果状態です。日本語ではどちらも同じ「〜ている」なので区別を意識しませんが、韓国語では進行なら「고 있다」、結果状態なら「아/어 있다」と、はっきり分けるのです。
典型例が「앉다(座る)」です。「앉고 있어요」は座る動作の途中(今まさに腰を下ろしつつある)を意味し、「앉아 있어요」は座った状態が続いていることを意味します。日本語で「座っている」と言うとき、私たちがふつうイメージするのは後者の状態なので、「앉아 있어요」が正解です。ここで「앉고 있어요」と言うと、椅子に腰を下ろしている一瞬の動作を指してしまい、不自然になります。
| 日本語 | 韓国語 | 意味 |
|---|---|---|
| 座っている(状態) | 앉아 있어요 | 結果状態 → 아/어 있다 |
| (今)食べている | 먹고 있어요 | 進行 → 고 있다 |
| ドアが開いている | 문이 열려 있어요 | 結果状態 → 아/어 있다 |
👕 着用の表現と尊敬形「고 계시다」
このセクションでは、応用として着用の表現と尊敬形を確認します。
服や小物を身につける動詞は「고 있다」を使いますが、「着る動作の最中」と「着ている状態」の両方を表せる点が特徴です。「옷을 입고 있어요」は「服を着ているところ」とも「服を着た状態」とも取れ、文脈で判断します。着用動詞は身につける部位で変わり、「입다(着る・服)」「쓰다(かぶる・かける/帽子・眼鏡)」「신다(履く・靴下・靴)」を使い分けます。「모자를 쓰고 있어요(帽子をかぶっています)」「안경을 쓰고 있어요(眼鏡をかけています)」のようになります。
また、目上の人の動作を高めるときは、第12回で学んだ尊敬を使い、「고 있다」を「고 계시다」にします。「선생님이 책을 읽고 계세요(先生が本を読んでいらっしゃいます)」のように、「있다」を尊敬語「계시다」に替えます。
🗣️ 語彙と例文練習
進行・状態でよく使う動詞をまとめます。自動詞と結果状態の相性に注目してください。
| 韓国語 | 意味 | 韓国語 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 앉다 / 서다 | 座る / 立つ | 눕다 | 横になる |
| 열리다 / 닫히다 | 開く / 閉まる | 켜지다 / 꺼지다 | つく / 消える |
| 기다리다 | 待つ | 입다 / 신다 | 着る / 履く |
使い分けを意識した例文です。声に出して読みましょう。
- 할머니가 소파에 앉아 계세요.(祖母がソファに座っていらっしゃいます)— 結果状態+尊敬
- 창문이 열려 있어요. 좀 추워요.(窓が開いています。少し寒いです)— 結果状態
- 친구가 밖에서 기다리고 있어요.(友達が外で待っています)— 進行
- 오늘은 하얀 티셔츠를 입고 있어요.(今日は白いTシャツを着ています)— 着用
⚠️ 日本人がよくする間違い
ここでは、進行・状態でありがちなミスを整理します。1つ目は最頻出です。
第一に、状態を「고 있다」で言ってしまうことです。「座っています(状態)」を「앉고 있어요」と言うと、座る動作の途中という意味になり不自然です。正しくは「앉아 있어요」です。同様に「立っています」は「서 있어요」、「ドアが開いています」は「문이 열려 있어요」です。動作中か、動作後の状態かを毎回意識しましょう。
第二に、他動詞に「아/어 있다」を使うことです。「아/어 있다」は主に自動詞と結びつきます。「本を食べている」を「먹어 있어요」とは言えず、進行なら「먹고 있어요」です。結果状態を表せるのは「座る・立つ・開く」など、状態が変化する自動詞だ、と覚えておきましょう。
第三に、母音調和の判断ミスです。「아/어 있다」も母音調和で作ります。「앉다」はㅏなので「앉아 있다」、「서다」はㅓなので「서 있어요」です。第8回のルールと同じです。
📝 まとめと次回予告
今回の要点です。
- 고 있다:語幹+고 있다。動作の進行中(〜している最中)。
- 아/어 있다:母音調和+있다。動作の結果状態(〜した状態が続く)。主に自動詞。
- 核心:日本語の「〜ている」は進行と状態の両方。韓国語は分ける。「座っている」は앉아 있다。
- 応用:着用は고 있다、尊敬は고 계시다。
次回第23回「授受表現 주다/받다」では、「あげる・くれる・もらう」というやり取りの表現を学びます。「友達にプレゼントをあげる」「先生に教えていただく」のように、物や行為の受け渡しを表せると、人との関わりを豊かに描写できるようになります。
📚 参考資料
관련 주제
- 고 있다
- 아 있다
- 어 있다
- 進行
- 結果状態
- 自動詞
- 着用表現
- 고 계시다
- 외국어
- 외국어 강의
- 한국어 어휘와 문법 (일본어편)
- 무료강의
- 무료 온라인 강의
- NUGUNA
- 누구나
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한국어 어휘와 문법 (일본어편)
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